GRAMMAR AND VOCABULARY(ノエリア オリジナル スクリプト)
下記では、本日の「Grammar and Vocabulary」の学習テーマに基づいた例題とその会話例を掲載しています。
学習内容が実際の会話でどのように活用できるかを具体的にイメージできるよう工夫されており、繰り返し練習することで日常生活でも無理なく使える英語表現を身につけることができます。
また、この素材はリスニングやディクテーション、スピーキングのトレーニングにも最適です。ぜひ学習の定着に役立ててください!
NoeLia Extra Examples|eitherのイメージ
eitherのイメージ
We can’t use the trash cans in the restrooms, either.
引用:「NHKラジオ英会話 2025年11月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
私たちは洗面所のゴミ箱も使うことはできません。
We don’t have enough time to finish it today, either.
日本語訳: 今日中に終わらせる時間も足りないな。
解説: “either” は「〜もまた…ない」で、二つの状況を比べ「どちらもダメ」という感覚を表します。ここでは「仕事が終わらなかったし、時間までも足りない」と流れをつなげています。“have enough time” は「十分な時間がある」で、否定にすることで「足りない」意味になります。
A: I’ve been staring at this report for three hours, and I’m still only halfway done. We don’t have enough time to finish it today, either.
B: Yeah, I figured as much. The revisions are taking way longer than we expected.
A: I told you we should’ve started last week. But no, we had to “wait for the new data.”
B: Don’t remind me. Next time, I’m skipping the waiting and just getting it done.
A: このレポート、もう3時間も見てるのに、まだ半分しか終わってないの。今日中に終わらせる時間も足りないわ。
B: だろうな。修正が思った以上に時間かかってるし。
A: だから先週のうちに始めようって言ったのにさ。「新しいデータを待とう」なんて言うからこうなるのよ。
B: それ言わないでくれ。次はもう待たずに、さっさと終わらせるよ。
- stare at: 〜をじっと見る(“stare” は「見つめる」「凝視する」の意味で、短時間の “look” よりも集中して長く見るニュアンスがある。仕事や画面をにらむ時などに自然に使われる)
- halfway done: 半分終わった(“halfway” は「途中の」「中間の」という意味。“I’m halfway done.” で「半分まで終わった」の自然な言い方になる)
- figure (as much): そうだと思う/予想してた(“figure” は「計算する」から派生して「見当をつける・予想する」意味で口語的に使われる。“I figured as much.” は「やっぱりそうかと思った」の定番表現)
- take (時間) longer than expected: 予想以上に時間がかかる(“take longer” は「時間がかかる」。“than expected” をつけて「思ったより長い」と比較的自然に表す)
- should’ve (should have): 〜すべきだった(過去の後悔や反省を表す省略形。日常会話で頻出の口語表現)
- Don’t remind me.: それ言わないで/思い出させないで(嫌なこと・後悔していることを言われた時の定番リアクション。軽い苦笑い混じりの口語フレーズ)
- skip (something): 〜を飛ばす/省く(授業や手順、待機などを意図的にスキップする時に使う。ここでは「待つのをやめてすぐやる」という前向きな意味)
- get (something) done: 〜を終わらせる/片付ける(“do” よりも「やりきる」「完了する」ニュアンスが強い。仕事・家事・課題などに幅広く使える)
It doesn’t look like we’re winning this one, either.
日本語訳: 今回も勝てそうにないね。
解説: この “either” は、前の試合などを思い出して「それもダメだったし、今回も」という流れを作っています。否定的な出来事を並べて「また同じ結果だよ」という気持ちを込める使い方です。“look like〜” は「〜のように見える」で、ここでは「勝てそうに見えない」という柔らかい否定になります。
A: They’re playing like they’ve already given up. Where’s the energy?
B: I know, right? Even the coach looks defeated on the sidelines.
A: It doesn’t look like we’re winning this one, either.
B: Yeah… and I actually canceled dinner plans for this game. Worst decision ever.
A: なんかもう諦めてるみたいなプレーしてるな。どこ行ったんだよ、あの勢い。
B: ほんとだよね。監督までベンチで完全に落ち込んでるじゃん。
A: 今回も勝てそうにないな。
B: だよね…この試合のために夕飯の予定キャンセルしたのに。マジで最悪。
- play like〜: 〜のようにプレーする(“like” は比喩を作る基本前置詞。“play like they’ve already given up” は「すでに諦めたかのようにプレーする」で、態度や雰囲気を表す自然な言い回し)
- Where’s the energy?: どこいったの、その勢い(直訳は「エネルギーはどこ?」だが、感情を込めて「元気ないじゃん」「やる気どこいった?」という自然な口語)
- I know, right?: ほんとそれ(強い同意を表す口語フレーズ。“I know.” に “right?” をつけることで、共感のニュアンスをよりカジュアルに強調する)
- look defeated: 負けたように見える/意気消沈して見える(“defeated” は「打ちのめされた」「力を失った」の意味で、精神的な落ち込みを指す。表情・態度にも使える)
- on the sidelines: サイドラインで/試合の外で(スポーツ文脈では「ベンチ付近」「コーチ陣の立ち位置」を指す。比喩的にも「外から見ている立場」で使える)
- cancel (plans): (予定を)キャンセルする(“cancel” はフォーマルでもカジュアルでも使える万能動詞。“cancel dinner plans” は自然な口語表現)
- Worst decision ever.: 史上最悪の決断(“ever” をつけることで「今までで一番」の強調になる。ネイティブがよく使う皮肉まじりの口語表現)
NoeLia Extra Examples|OK then.
OK then.
OK then.
引用:「NHKラジオ英会話 2025年11月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
よし、それなら。
It’s over, so… OK then, let’s move on.
日本語訳: もう終わったことだし、じゃあ次に進もう。
解説: この文では “OK then” が「過去を受け入れて次に目を向ける」切り替えの合図になっています。OK で状況を受け止め、then が「視線を未来に移す」役割を果たします。“move on” は「前へ進む・気持ちを切り替える」という意味で、日常会話でもよく使われる自然な表現です。
A: I feel bad about how things ended with Mia. Maybe I should text her?
B: I don’t know if that’s a good idea. You both said what you needed to say.
A: You’re right. It’s over, so… OK then, let’s just move on.
B: Finally. Took you long enough to say that.
A: ミアとのこと、なんか後味悪いんだよね。メッセージでも送ろうかな。
B: それはやめといたほうがいいかもよ。お互い言いたいことはもう言ったじゃん。
A: そうだね。もう終わったことだし、前に進もう。
B: やっとか。ここまで来るの長かったね。
- feel bad about〜: 〜について気がとがめる/後味が悪い(”feel bad” は単に「気分が悪い」だけでなく、「罪悪感・後悔・気まずさ」を含む。恋愛や人間関係の文脈でよく使われる)
- how things ended: 物事の終わり方(”things” を使って関係や出来事全体をぼかして指す自然な言い方)
- text (someone): (人に)メッセージを送る(スマホやLINEなどで“send a text message”を短縮した口語)
- I don’t know if〜: 〜かどうか分からない(やんわりと反対や疑いを示す柔らかい表現)
- what you needed to say: 言うべきこと(”need to” が「必要性」を表すが、この文では「もう言うことは言い尽くした」というニュアンス)
- You’re right.: そうだね/君の言う通りだ(相手の意見に同意するときの定番フレーズ。口調次第で素直さ・あきらめなども表せる)
- Finally.: やっとだね(長く待っていたことや遅れていた反応に対して使う一言。皮肉を込めることも多い)
- Took you long enough.: ここまで長かったね/時間かかったじゃん(”It took you long enough” の省略形で、親しい間柄で冗談っぽく使う定番フレーズ。「やっと気づいたね」という軽い皮肉)
No one wants to volunteer? OK then, I’ll do it.
日本語訳: 誰もやりたくないの?じゃあ俺がやるよ。
解説: この文の “OK then” は「状況を見て次の行動に移る」瞬間を表しています。OK が現状の確認、then が「それを受けて自分が動く」流れを作ります。“volunteer” は「進んで引き受ける」という意味で、ここでは相手の消極さを受けて主体的に行動を取るニュアンスになっています。
A: Everyone’s acting like this group project is going to magically finish itself.
B: I know. I’ve been waiting for someone to step up all week, but no one’s doing anything.
A: No one wants to volunteer? OK then, I’ll do it.
B: Knew you’d say that. You can’t stand watching things fall apart, can you?
A: みんな、このグループ課題が勝手に終わるとでも思ってるみたいだよね。
B: ほんとに。誰か動くの待ってたけど、誰も何もしないの。
A: 誰もやりたくないの?じゃあ俺がやるよ。
B: やっぱりね。放っておけないタイプでしょ、あんた。
- act like〜: 〜のようにふるまう(“act” は「行動する」、”like” を加えることで「〜みたいに見える/ふるまう」という口語的な表現になる)
- magically: 魔法のように/不思議と(現実的ではない状況を皮肉っぽく言うときによく使う。“as if by magic”の短縮イメージ)
- finish itself: 自動的に終わる(“itself” で「勝手に」「自分で」を強調。人の手を加えずに進むことを皮肉交じりに表す)
- step up: 積極的に動く/責任を引き受ける(直訳は「一歩前に出る」。”step”=「足を踏み出す」、”up”=「上に向かって」なので、「その場にとどまらず、一段上の行動を取る」イメージ。たとえば、誰もやろうとしない状況で「自分が行こう」と一歩進み出る姿勢を表す。単なる「参加する」ではなく、「状況を改善しよう」「責任を持とう」という意志が含まれる。職場・学校・チームなど、集団の中でリーダーシップや勇気を見せるときによく使われる)
- all week: 一週間ずっと(期間を強調する自然な言い方。文末に置くと「〜の間中」のニュアンスが出る)
- Knew you’d say that.: 言うと思った(“I knew you would say that” の省略。親しい間柄で軽くツッコむときによく使う)
- can’t stand〜: 〜が我慢できない(「嫌い」「見ていられない」など強い感情を表す。口語で非常によく使う)
- fall apart: 崩壊する/めちゃくちゃになる(“fall”=「落ちる」+“apart”=「バラバラに離れて」。“apart”は a-(〜へ)+part(部分)で「全体が部分へ分かれていく」イメージ。つまり、まとまっていたものが崩れてバラバラになる感覚。物理的な「壊れる」だけでなく、人間関係や計画が崩れる比喩にも使われる)

