GRASP THE CONCEPT L148|情報を与える動詞① ー teach, instruct|NoeLia Original Dialog

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L148|情報を与える動詞① ー teach, instruct|NoeLia Original Dialog

このページ(「NoeLia Original Dialog(会話集)」)では、ラジオ英会話の学習テーマをもとにした例題と、そのフレーズを自然に取り入れた会話例を掲載しています。
本日はL148のテーマ「teach, instruct」。学習した内容が実際の会話でどう使われるのかを深く理解できるよう工夫されており、繰り返し練習することで、日常生活でも無理なく使える英語表現が身につきます。リスニングやディクテーション、スピーキングのトレーニングにも最適な素材ですので、学習の定着にぜひお役立てください!

フレーズ中心で練習したい方は別ページにまとめてあります!
本日のテーマ「teach, instruct」で25フレーズ例文を作りました。できるだけ多様な使い方が学べるフレーズ集になっていますので、ぜひ会話例とともに練習して見てください!
👉 L148|NoeLia Extra Examples

teach|ある程度複雑な内容を、時間をかけて教える

Key Sentence

teach|ある程度複雑な内容を、時間をかけて教える
Aoi has taught me a lot about the Edo period.
アオイさんは、江戸時代についていろいろなことを私に教えてくれました。

引用:「NHKラジオ英会話 2025年11月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
NoeLia Extra Examples

My dad used to teach me about constellations on summer nights.
日本語訳: 昔、父さんは夏の夜になると星座の話をしてくれたんだ。
解説: teach は「知識や概念を伝える」動詞。ここでは used to teach で「昔よく〜していた」と習慣を表しています。about constellations で「星座について」という知的トピックを導き、on summer nights が情景を自然に補っています。会話でもナチュラルな懐かしさを伝える文です。

Conversation Examples

A: I can’t believe you still remember all these constellations.
B: Yeah, my dad used to teach me about constellations on summer nights. He’d point them out one by one until I fell asleep.
A: That’s really sweet. I used to love lying on the roof just watching the sky, but no one ever explained what I was looking at.
B: Well, you can join me next time. I’ll show you all the ones I still remember.

A: よくそんなに星座覚えてるね。
B: うん、昔、父さんは夏の夜になると星座の話をしてくれたんだ。眠くなるまで一つずつ教えてくれてさ。
A: いいね、それ。私は屋根の上で空を見るのが好きだったけど、どれがどの星座かは誰も教えてくれなかったな。
B: じゃあ今度一緒に見ようよ。まだ覚えてるやつ、教えてあげる。

  • can’t believe (that)〜: 〜なんて信じられない(驚き・感嘆・呆れなど幅広い感情を表す定番表現。“I can’t believe you did that!”のように感情をこめやすい)
  • constellation: 星座(ラテン語の「星(stella)」が語源。科学的な意味でもロマンチックな文脈でも使われる)
  • point (something) out: (〜を)指し示す/指摘する(“point”=指す+“out”=外に出す→「目に見えるようにする」感覚)
  • one by one: 一つずつ(順番に物事を進めるイメージ。“bit by bit”“step by step”などと同系の構造)
  • sweet: 優しい/微笑ましい(人の行動や思い出に対して「心が温かくなる」ニュアンスで使う)
  • lie on (the roof): (屋根などの上に)寝転ぶ(“lie”は「横になる」。“lay”とは異なり、目的語を取らない自動詞)
  • no one ever〜: 今まで誰も〜しなかった(“ever”で強調され、「一度も〜した人がいなかった」という意味になる)
  • explain (something): 〜を説明する(“tell”や“say”と異なり、「理由・仕組み・背景」を明確に述べる動詞)
  • join (someone): (人に)加わる/一緒に〜する(物理的にその場に参加する時にも、予定・活動に参加する時にも使える)
  • show (someone)〜: (人に)〜を見せる/教える(視覚的にも体験的にも「伝える」ニュアンス。ここでは知識の共有)
  • still: 今でも/相変わらず(過去の状況が続いていることを強調する副詞)
  • remember: 覚えている/思い出す(単なる記憶ではなく「今も意識して覚えている」ニュアンス。日常会話で頻出)

teach|授与型

teach|授与型
She taught us French.
彼女は私たちにフランス語を教えてくれました。

引用:「NHKラジオ英会話 2025年11月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
NoeLia Extra Examples

My ex taught me patience, but not in a good way.
日本語訳: 元カレ(元カノ)には忍耐ってものを教わったよ、いい意味じゃないけどね。
解説: 「teach+人+もの」で典型的な授与型構文。ここでは、恋愛を通して“patience(忍耐)”を学んだという皮肉交じりの教訓を表しています。but not in a good way は「いい意味じゃなくてね」という口語的な皮肉で、軽いユーモアを加える自然な締めくくりです。

Conversation Examples

A: You’ve been single for a while now. Do you ever think about dating again?
B: Sometimes, yeah. But I’m not in a rush. Took me a while to recover from that last one.
A: I get that. That breakup really changed you.
B: Yeah… my ex taught me patience, but not in a good way.

A: しばらくずっと一人だよな。もうそろそろ誰かと付き合おうとか思わないの?
B: うーん、たまには考えるけど、別に急いでるわけじゃないよ。前の恋愛から立ち直るのにちょっと時間かかったし。
A: まあ、わかるよ。あの別れでだいぶ変わったもんな。
B: うん…元カレには忍耐ってものを教わったよ、いい意味じゃないけどね。

  • single: 独り身の/恋人がいない(恋愛関係にない状態を表す日常語。“I’ve been single for a while.” は「しばらく彼氏/彼女がいない」の自然な言い方)
  • date (someone): (人と)付き合う/デートする(名詞では「日付」だが、動詞では「恋愛関係で会う」意味になる)
  • Sometimes, yeah.: まあ、たまにはね(“yeah” を添えることで気軽な同意・軽い認めを表す。口語的で柔らかい響き)
  • not in a rush: 急いでいない(“rush” は「急ぐ」「慌てる」イメージ。“I’m not in a rush.” で「焦ってないよ」の自然な返答になる)
  • take (someone) a while to〜: (〜するのに)しばらくかかる(“take time to〜”より口語的。“a while” で「少し長い時間」のニュアンス)
  • recover from〜: 〜から立ち直る(“recover” は「元の状態に戻る」。“from” で「原因や出来事」からの回復を示す)
  • breakup: 別れ(恋人同士の関係が終わることを指す名詞。“the breakup” で特定の過去の別れを指す自然な表現)
  • I get that.: わかるよ(直訳は「それわかる」だが、共感や理解を示す柔らかい相づち。親しい会話でよく使われる)
  • change (someone): (人を)変える/影響を与える(恋愛や経験で性格・考え方が変わるときに使う)

teach|to 不定詞を用いた目的語説明型

teach|to 不定詞を用いた目的語説明型
He taught me to swim.
彼は私に泳ぎを教えました。

引用:「NHKラジオ英会話 2025年11月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
NoeLia Extra Examples

Did anyone ever teach you to say thank you properly?
日本語訳: 「ちゃんとありがとうって言いなさい」って、誰かに教わらなかったの?
解説: この文は “teach+人+to〜” の目的語説明型で、「〜するように教える」という基本形です。疑問文に ever を入れることで「今までそんな基本的なことを本当に教わってないの?」という皮肉をやわらかく表現しています。say thank you properly は「きちんとお礼を言う」という日常的な自然表現です。

Conversation Examples

A: You just walked off after I covered your shift. Not even a text or a coffee?
B: I was going to get you one tomorrow! Don’t make it sound like I’m heartless.
A: Really? Because right now, you kind of are. Did anyone ever teach you to say thank you properly?
B: Okay, okay, my bad. Seriously, thank you. I owe you big time.

A: シフト代わってあげたのに、そのまま帰ったよね?メッセージもコーヒーもなし?
B: 明日買ってくつもりだったって!そんな冷たい人みたいに言わないでよ。
A: ほんとに?今のところそう見えるけど。「ちゃんとありがとうって言いなさい」って誰かに教わらなかったの?
B: はいはい、悪かったよ。本当にありがとう。マジで恩に着る。

  • walk off: 立ち去る/その場を離れる(“walk” は「歩く」、”off” は「離れる」方向を示す前置詞で、「何も言わずにその場を去る」ニュアンス。カジュアルな会話でよく使われる)
  • cover (someone’s) shift: (人の)勤務を代わる(職場・バイトなどでよく使われる表現。“shift” は勤務時間帯を指し、”cover” は「代わりを務める」イメージ)
  • Not even〜?: 〜すらないの?(相手の行動を軽く責める・驚く時の定番の言い方。“Not even a text?”=「メッセージすらないの?」)
  • make it sound like〜: 〜みたいに聞こえるように言う(“make+it+sound”で「印象づける」口語表現。相手が誇張して言っているときのツッコミに使う)
  • heartless: 冷たい/思いやりがない(文字通り「心がない」から転じて「無情な・非情な」。感情的・比喩的に使われる)
  • kind of〜: ちょっと〜っぽい(“kind of” はあいまいな程度を表し、批判や冗談を柔らげるクッション表現。“You kind of are.”=「ちょっとそうだけどね」)
  • my bad: ごめん/悪かった(カジュアルな謝罪表現。“It’s my fault.” の省略で、フランクな口語。日常英会話で非常に頻出)
  • owe (someone) big time: (人に)大きな借りがある(“owe” は「借りがある」。“big time” を加えると「すごく・完全に」の強調。口語で「マジで恩に着る」ニュアンス)

teach|無生物主語

teach|無生物主語
Failing the exam taught me a lesson.
試験に落ちていい教訓になりました。

引用:「NHKラジオ英会話 2025年11月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
NoeLia Extra Examples

Didn’t failure teach you more than success ever did?
日本語訳: 失敗からのほうが、成功よりずっと学ばなかった?
解説: 「無生物主語+teach」の形で、「失敗が(人に)教える」という比喩的な使い方。didn’t〜? の否定疑問で、相手に「気づいてる?」と促す自然な会話調です。more than success ever did は「成功が教えてくれた以上に」という比較構文で、失敗のほうが深い学びになることを強調しています。

Conversation Examples

A: I just can’t get over the fact that they rejected my proposal. I spent weeks perfecting it.
B: Hey, don’t beat yourself up. These things happen. Didn’t failure teach you more than success ever did? You’ll know what to fix next time.
A: Maybe… but it still stings, you know?
B: Of course it does. That’s how you know it mattered.

A: あの企画ボツになったの、まだ割り切れないよ。何週間もかけて完璧にしたのに。
B: まあまあ、自分を責めすぎないで。こういうこともあるって。失敗からのほうが、成功よりずっと学ばなかった?次は何を直せばいいか分かったでしょ。
A: そうかも…でもやっぱり悔しいよ。
B: そりゃそうだよ。それだけ本気だったってこと。

  • get over (the fact that〜): (〜という事実を)乗り越える/割り切る(“get over” は「立ち直る」「吹っ切る」の意味で、感情的ショックや失敗を克服する時に使う。ここでは “the fact that〜” を伴って「〜という現実を受け入れられない」ニュアンス)
  • reject (someone’s) proposal: 提案を却下する(“reject” は「受け入れない・却下する」フォーマル寄りの語で、仕事・学業などの正式な場面でよく使われる)
  • perfect (something): 〜を完璧に仕上げる(動詞としての “perfect” は「細部まで磨き上げる」ニュアンス。努力やこだわりを示す自然な使い方)
  • beat yourself up: 自分を責める(比喩的表現。“beat”=叩く+“yourself”=自分で、「自分を殴る」ように責めるイメージ。落ち込む人を励ますときの定番フレーズ)
  • these things happen: こういうこともあるよ(失敗を軽く受け流して慰める表現。トラブルを「仕方ない」と受け止めるときに自然に使う)
  • know what to fix: 何を直せばいいか分かる(“fix” は「修理する」だけでなく、「改善する」「修正する」の意味。ビジネスや勉強の反省にも自然に使える)
  • sting: (心が)チクッと痛む/悔しい(“sting” は「刺す」が原義。比喩的に「心が刺さる」ような痛み、後悔、悔しさを表す)
  • Of course it does.: そりゃそうだよ(相手の気持ちに共感する定番フレーズ。“it does” は前の文の内容(stings)を受けている)
  • That’s how you know (it mattered): それだけ本気だったってこと(“That’s how you know〜” は「〜だから分かる」という構文で、感情の意味や価値を認める時に使う温かい表現)

instruct|指示を与える

instruct|指示を与える
The staff instructed us to take all our garbage home ourselves.
職員は、ゴミはすべて自分たちで持ち帰るようにと指示しました。

引用:「NHKラジオ英会話 2025年11月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
NoeLia Extra Examples

You’ve been instructed to keep this confidential, haven’t you?
日本語訳: この件、秘密にしておくように言われてるでしょ?
解説: “instruct+人+to〜” の受動形を使った表現で、「〜するように指示されている」という意味。現在完了形 “have been instructed” は「これまでにそういう指示を受けて、今もその状態が続いている」というニュアンスを表します。付加疑問 haven’t you? で「そうだよね?」と確認を入れる自然な会話トーンに。keep this confidential は「この件を秘密にしておく」というフォーマルで職場的な言い方です。

Conversation Examples

A: So, about what we discussed yesterday—have you told anyone?
B: No, of course not. I’ve been super careful. Why?
A: Because you’ve been instructed to keep this confidential, haven’t you? I just want to make sure we’re on the same page.
B: Yeah, yeah, I get it. My lips are sealed.

A: 昨日話してた件だけど、誰かに言った?
B: いや、もちろん言ってないよ。めちゃくちゃ気をつけてるし。どうしたの?
A: この件、秘密にしておくように言われてるでしょ?念のため確認したかっただけ。
B: わかってるって。絶対口外しないよ。

  • discuss: 話し合う/相談する(フォーマルにも日常会話にも使える動詞。“talk about” よりも少し真面目な印象で、仕事の内容や重要な話題を扱うときに自然)
  • have you told anyone?: 誰かに話した?(現在完了形の疑問で「今までに誰かに言ったことある?」のニュアンス。秘密や情報の共有を確認するときに使う定番フレーズ)
  • of course not: もちろん違うよ(強い否定の返答で、“No” よりもやわらかく、安心感を与える言い方)
  • super careful: すごく注意深い(“super” は口語で「とても」「超〜」の意味。カジュアルな強調語として若者から大人まで幅広く使う)
  • be on the same page: 同じ認識を持っている(直訳は「同じページにいる」。チームや相手との意見・理解が一致していることを表す比喩的表現。ビジネスでも日常でも頻出)
  • I get it: わかってるよ(相手の言いたいことを理解していることを伝える定番フレーズ。口調次第で「了解」「もうわかった」「ちゃんと理解してる」のいずれにもなる)
  • My lips are sealed: 口は堅いよ/絶対に言わない(直訳は「唇は封印されてる」。秘密を守ることをユーモラスに強調する定番イディオム)
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