L153 要求・要請を表す動詞 — require, request, demand|NoeLia Extra Examples
「NoeLia Extra Examples(フレーズ集)」ではラジオ英会話のキーフレーズをもとにしたオリジナル例文を掲載しています。
本日はL153のテーマ「require, request, demand」。「GRASP THE CONCEPT」で学んだ例文をもとに、同じテーマで30フレーズ作りました。できるだけ多様な使い方が学べるフレーズ集になっていますので、ぜひ音声といっしょに練習してみてくださいね!
会話例中心で練習したい方は別ページにまとめてあります!
本ブログではワンフレーズの例題に加えて、そのフレーズが実際の会話でどう使われているかを会話形式で紹介しています。覚えた表現の使い方をリアルなやりとりの中で確認したい方は、ぜひチェックしてみてください!
👉 L153|NoeLia Original Dialog
require|「必要」に根ざした「要求する」
Key Sentencerequire|「必要」に根ざした「要求する」
引用:「NHKラジオ英会話 2025年11月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
Developing robots requires long-term efforts.
ロボットを開発するには長期間の努力が必要です。
It really requires courage to admit you were wrong.
日本語訳: 自分が間違ってたって認めるには、本当に勇気がいるよ。
解説: この文では、require が「〜するために必要とする」という基本的な意味で使われています。require+抽象名詞+to不定詞の形で「〜するには〇〇が必要」という自然な構文です。to admit は「〜を認める」、courage は「勇気」という意味で、moral(道徳的)・emotional(感情的)な場面でよく使われる組み合わせです。
You can’t expect results overnight—this requires consistency.
日本語訳: 一晩で成果なんて出ないよ。これは継続が必要なんだ。
解説: require が「成果を得るために欠かせる要素」を指しています。consistency は「一貫性・継続力」、expect results overnight は「すぐに結果を求める」という自然な口語表現です。落ち着いた現実的な助言トーンで、会話でもとても自然です。
I’m not saying it requires luck, but timing plays a big part.
日本語訳: 運が必要ってわけじゃないけど、タイミングは大事だよね。
解説: require が「ある条件を満たすために必要な要素」をやわらかく表しています。I’m not saying〜 は「〜とは言わないけど」という前置きで、会話をスムーズにする表現。play a big part は「大きな役割を果たす」で、自然な流れで対比を作っています。
Does that really require my input, or can you handle it?
日本語訳: それって本当に俺の意見必要?それとも任せていい?
解説: require が「協力や関与を必要とする」意味で使われています。my input は「自分の意見や手助け」、handle it は「それを自分でうまくやる」。全体で“相手に任せても大丈夫?”という軽い確認のトーンを自然に作っています。
You’ll find it requires listening more than talking.
日本語訳: 話すより、聞くほうが大事なんだってわかるよ。
解説: require が「成功や理解のために求められる姿勢」を表しています。listening more than talking は「話すより聞くことを重視する」という自然な対比構文で、人間関係やチームワークの文脈でとてもよく使われる表現です。
require の無生物主語
require の無生物主語
引用:「NHKラジオ英会話 2025年11月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
Good communication requires a lot of skill.
よいコミュニケーションには多くの技術が必要になります。
Why does every update suddenly require another approval?
日本語訳: なんでアップデートのたびに、また承認が必要になるの?
解説: この文は、「状況が自動的に何かを必要とする」という require の典型です。every update(すべての更新)が主語となり、「アップデート=承認が必要」という職場的な面倒くささを自然に表しています。suddenly require〜 の “またかよ” という皮肉が、英語らしいリアルなトーンを作ります。
Every good relationship requires a bit of give and take.
日本語訳: どんな良い関係にも、多少の譲り合いは必要なんだ。
解説: require の主語が relationship になっており、「人間関係というものが本質的に〜を要する」という一般的な真理を表しています。a bit of give and take は「お互いさま/持ちつ持たれつ」という定番フレーズで、日常でもスッと出てくる自然な英語です。
Money helps, sure—but a happy life doesn’t require much of it.
日本語訳: もちろんお金があればいいけど、豊かな人生に多くは求められないよ。
解説: この文も、主語が “a happy life” という抽象的なもの。require が「成立に必要な条件」をやわらかく否定する形で使われています。much of it の it は money を指し、会話の中で自然に意味がつながります。sure の挿入がリアルな口語トーンを作っています。
Building trust again requires actions, not promises.
日本語訳: 信頼を取り戻すには、言葉じゃなく行動が必要だよ。
解説: require の主語は動名詞句 building trust again(信頼を築き直すこと)。この形は「〜するには〜が必要」という cause–require–result の自然な英語の流れを作ります。actions, not promises は “口だけではダメ” というニュアンスを簡潔に表す、非常に口語的な対比表現です。
Does growing up require losing some of your idealism?
日本語訳: 大人になるって、理想の一部を失うことなのかな?
解説: require の主語が growing up(成長すること)で、「成長には〇〇が伴う」という自然な発想の文。losing some of your idealism は “理想を少し手放すこと” の意。require を疑問形にして哲学的に問いかけると、英語らしい余韻を持ちます。
be required to ~
be required to ~
引用:「NHKラジオ英会話 2025年11月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
You are required to wear a helmet at all times.
ヘルメットの常時着用が義務づけられています。
I wasn’t required to attend, but I went anyway to show support.
日本語訳: 無理に行く必要はなかったけど、応援のつもりで行ったんだ。
解説: この文は、be required to〜 の「義務がある・求められる」の否定形 wasn’t required to〜 を使い、「参加しなくてもよかったけど自発的に行った」という温かいトーンを出しています。go anyway は「それでも行く」、show support は「応援の気持ちを見せる」という日常的でポジティブな表現です。
Am I required to bring anything, or is everything provided?
日本語訳: 何か持っていくものある?それとも全部用意してある?
解説: be required to〜 の疑問形で、「自分に求められていること」を丁寧に確認する言い方です。bring anything は「何か持参する」、is everything provided? は「全部用意されている?」という自然な受動形。日常会話での確認表現として非常にリアルです。
You’re only required to show up and have fun—that’s it.
日本語訳: 来て楽しむだけでいいから。それだけ!
解説: be required to〜 の「〜することが求められる」を軽く伝える会話調の例です。only required to〜 は「〜だけすればOK」の柔らかい義務。show up は「顔を出す・出席する」、that’s it は「それだけ!」というカジュアルな締めで、フレンドリーなイベント案内風に自然です。
You’ll soon be required to reserve your gym slot in advance.
日本語訳: ジムの利用は、もうすぐ事前予約制になるんだって。
解説: be required to〜 の未来形で、「まもなく〜が義務づけられる」という制度変更を表しています。reserve your slot は「利用枠を予約する」、in advance は「事前に」。日常生活の中で制度やルールの変化を伝えるときに自然な言い方です。
I didn’t realize we were required to register by last Friday.
日本語訳: 先週の金曜までに登録しなきゃいけなかったなんて知らなかったよ。
解説: be required to〜 の過去進行形 were required to〜 を使い、すでに過ぎた義務を後から知ったという文脈です。realize は「気づく」、by last Friday は「先週の金曜までに」。軽い後悔や驚きを自然に伝える口語表現です。
require のリポート文
require のリポート文
引用:「NHKラジオ英会話 2025年11月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
We require that applicants submit their résumés online.
私たちは応募者が履歴書をオンラインで提出することを求めます。
We don’t require that you decide right now—sleep on it if you need to.
日本語訳: 今すぐ決断してとは言わないよ。必要なら一晩考えてみて。
解説: この文は、require のリポート文構文(require that+主語+動詞原形)を使って、「今すぐ〜する必要はない」と相手に余裕を与える表現になっています。sleep on it は「一晩考える」という定番フレーズで、すぐに決断せず落ち着いて考えるよう促す自然なアドバイス。全体的に優しいトーンで、現実的な会話にぴったりです。
My diet requires that I skip desserts, which is basically torture.
日本語訳: ダイエット中だからデザート我慢しなきゃなんだ…もう拷問みたい。
解説: require のリポート文を使って「〜が必要」と自分の状況を説明しています。my diet requires that I skip〜 は「ダイエットのために〜を我慢しなきゃならない」という自然な言い回し。which is basically torture は「それってほぼ拷問」というユーモア混じりのぼやきで、会話らしいリアルさを加えています。
Does your new job require that you relocate?
日本語訳: 新しい仕事って引っ越しが必要なの?
解説: require のリポート文を疑問形で使った例です。require that+主語+動詞原形 は文法的にフォーマルですが、job を主語にすることで日常的な質問として自然になります。relocate は「転居する/引っ越す」という職場英語で、転職や異動の話題で非常に使われる表現です。
Even love sometimes requires that you take a step back.
日本語訳: 愛だって、ときには少し距離を取ることが必要なんだ。
解説: require のリポート文を抽象的な主語(love)に使った、感情的で深みのある表現です。take a step back は「距離を置く」「冷静になる」という比喩的な言い方で、感情的テーマを落ち着いた響きにしています。require を使うことで「感情的というより理性的な必要性」を表しており、英語らしいバランスの取れたフレーズです。
The team lead insists on it, and HR requires that we follow procedure.
日本語訳: チームリーダーがそう言ってるし、人事からも手順に従うよう言われてる。
解説: require のリポート文構文(require that+主語+動詞原形)を職場会話で自然に使った例です。HR(人事部)を主語にすることで「組織としての要請」を表現。follow procedure は「手順に従う」。insists on it(そう言い張ってる)との並列で、社内の現実的な状況をそのまま描いた自然なトーンになっています。
request
request
引用:「NHKラジオ英会話 2025年11月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
He requested a refund.
彼は返金を求めました。
I’d like to request a seat by the window if that’s possible.
日本語訳: もし可能なら、窓際の席をお願いしたいです。
解説: この文は request の「丁寧にお願いする」使い方の典型です。I’d like to request〜 は「お願いしたいのですが」という控えめな依頼トーン。a seat by the window は「窓際の席」、if that’s possible は「もし可能なら」で依頼をやわらげています。旅行やレストランなど実用的な場面でよく使われます。
If I were to request a change, would that delay things?
日本語訳: もし変更をお願いしたら、進行が遅れちゃうかな?
解説: request の「仮にお願いするとしたら」という仮定の用法です。if I were to〜 は現実ではない可能性を想定する丁寧な仮定法で、控えめな提案トーンになります。request a change は「変更をお願いする」、would that delay things? は「それで進行が遅れる?」という自然な確認表現です。
Could I request that you keep this between us for now?
日本語訳: このことは今のところ内緒にしておいてもらえる?
解説: request that+主語+動詞原形 の構文で「〜してほしいとお願いする」という形をとっています。could I request〜? は「お願いしてもいいですか?」の控えめな依頼。between us は「ここだけの話で」、for now は「今のところ」という柔らかい限定。信頼関係を感じさせる自然な言い方です。
They requested my ID at the entrance, which totally caught me off guard.
日本語訳: 入り口で身分証出してって言われて、ちょっとびっくりしたよ。
解説: request の「正式に求める」という意味が使われています。request my ID は「身分証の提示を求める」。which totally caught me off guard は「すっかり不意を突かれた」という口語的な言い回しで、off guard は「油断している状態」を指します。フォーマルさの中に会話的なリアクションが自然に加わっています。
I was requested to stay late again. At this point, I should just move in.
日本語訳: また残業頼まれたよ。もう職場に住んだほうがいいかもね。
解説: 受動態の be requested to〜 で「〜するように頼まれた」という形。職場などで「正式に要請された」というニュアンスです。At this point, I should just move in は「もうここに住んだほうがいいくらいだ」という冗談めいた言い方で、疲れとあきらめをにじませる口語表現です。フォーマルな request と軽いユーモアが共存するリアルな英語です。
demand|非常に強く要求する
demand|非常に強く要求する
引用:「NHKラジオ英会話 2025年11月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
He demanded an apology from the journalist for misquoting him.
彼は自分の発言が誤って引用されたことについて、記者に謝罪を求めました。
Stop demanding perfection from yourself—it’s exhausting.
日本語訳: 自分に完璧を求めすぎるのはやめなよ。疲れるだけだよ。
解説: この文は、demand の「強く求める・要求する」を自己へのプレッシャーとして使っています。demand perfection from yourself は「自分に完璧を求める」で、心の負担やストレスを表すときによく使われます。it’s exhausting は「疲れる/消耗する」という感情的トーンで、助言として自然な一文です。
The client demanded that we redo the presentation from scratch.
日本語訳: クライアントにプレゼンを最初からやり直せって言われた。
解説: demand のリポート文構文(demand that+主語+動詞原形)を使った例です。「強く要求する」というフォーマルかつ感情的な響きを持ちます。from scratch は「最初から」の自然な表現で、現実の職場トーンを生々しく再現しています。
They’re demanding too much too soon—it’s just not realistic.
日本語訳: あの人たち、最初から要求が多すぎるんだよ。現実的じゃないよね。
解説: この文は、demand の「度を超えた要求」を批判的に表しています。demand too much too soon は「早すぎる段階で多くを求める」というネイティブがよく使う口語表現です。it’s not realistic は「現実的じゃない」の柔らかい否定で、英語らしい自然な締め方です。
You can’t demand respect if you don’t give any.
日本語訳: 相手を尊敬しないで、自分だけ尊敬されようなんて無理だよ。
解説: demand respect は「尊敬を求める」という抽象的なテーマに自然な表現。if you don’t give any(自分が尊敬を示さないなら)という対比で、英語的な道徳観をシンプルに伝えています。全体としてバランスの取れた人生訓のような言い回しです。
It feels like modern life demands being online 24/7.
日本語訳: 現代社会って、四六時中ネットにつながってないといけない気がする。
解説: demand の「〜を求める」を日常感覚で表した例です。modern life(現代生活)が主語になり、being online 24/7(常にネットにつながること)が目的語の形。24/7 は「いつでも/常時」の口語表現で、現代的ストレスを英語らしく表しています。
会話例中心で練習したい方は別ページにまとめてあります!
本ブログではワンフレーズの例題に加えて、そのフレーズが実際の会話でどう使われているかを会話形式で紹介しています。覚えた表現の使い方をリアルなやりとりの中で確認したい方は、ぜひチェックしてみてください!
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