L154|主張を表す動詞 — insist, claim, assert|NoeLia Extra Examples
「NoeLia Extra Examples(フレーズ集)」ではラジオ英会話のキーフレーズをもとにしたオリジナル例文を掲載しています。
本日はL154のテーマ「insist, claim, assert」。「GRASP THE CONCEPT」で学んだ例文をもとに、同じテーマで15フレーズ作りました。できるだけ多様な使い方が学べるフレーズ集になっていますので、ぜひ音声といっしょに練習してみてくださいね!
会話例中心で練習したい方は別ページにまとめてあります!
本ブログではワンフレーズの例題に加えて、そのフレーズが実際の会話でどう使われているかを会話形式で紹介しています。覚えた表現の使い方をリアルなやりとりの中で確認したい方は、ぜひチェックしてみてください!
👉 L154|NoeLia Original Dialog
insist|「強い意志」の主張する
Key Sentenceinsist|「強い意志」の主張する
引用:「NHKラジオ英会話 2025年11月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
Let me get it. I insist.
私に払わせてください。お願いです。
You can insist all you want, but the answer’s still no.
日本語訳: いくら言い張ってもムダだよ。答えはノー。
解説: insist が「強く主張する」「譲らない」という本来の意味で使われています。insist all you want は「いくら主張してもいいけど」という口語表現で、相手のしつこさをやや呆れ気味にいなす自然な言い回しです。the answer’s still no は「結論は変わらない」という英語らしい締め方。日常の軽い対立にも使えます。
I keep insisting that it’s not about money, but no one believes me.
日本語訳: お金の話じゃないって何度も言ってるのに、誰も信じちゃくれない。
解説: insist の「繰り返し主張する」という側面を、keep insisting で表しています。that it’s not about money は「お金のことじゃない」と言い張る内容で、but no one believes me(誰も信じない)と組み合わせることで、もどかしさや誤解されている感情を自然に伝えています。感情のこもった日常英語として非常に自然です。
If you insist on doing it your way, don’t blame me when it fails.
日本語訳: 自分流でやるって言い張るなら、失敗しても文句言わないでね。
解説: insist on doing it your way は「自分のやり方にこだわる」という意味で、相手の頑固さをやや皮肉に伝える自然な言い方です。条件節 if you insist on〜 を使うことで、「そんなに言うなら自分の責任で」という軽い警告トーンになります。don’t blame me when it fails は「うまくいかなかったときに責めないで」という定番の自然表現です。
He’s the kind of guy who insists on paying for everyone.
日本語訳: 彼って、みんなの分まで払おうとするタイプなんだよ。
解説: insist on paying for everyone は「みんなの分まで払おうと主張する/譲らない」という意味で、厚意を強調する自然な表現です。the kind of guy who〜 は「〜するタイプの人」という人物描写の定番構文。ポジティブな頑固さを表すときにぴったりの言い方です。
I wasn’t going to argue, but she insisted, so I just gave up.
日本語訳: もう言い返す気なかったけど、あの子しつこくて、結局諦めたよ。
解説: insisted は「譲らず主張した」を表し、会話の流れを自然につなげています。I wasn’t going to argue は「もう言い合う気はなかった」という穏やかな前置きで、so I just gave up(だから諦めた)と落とすことで、口語らしいリアルな諦めトーンを作っています。感情の温度が自然な日常英語です。
claim|「正しさ・権利」を主張する
claim|「正しさ・権利」を主張する
引用:「NHKラジオ英会話 2025年11月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
She claimed that she was being treated unfairly.
彼女は不公平に扱われていると主張しました。
I’m not claiming I’m right, but that’s just how I see it.
日本語訳: 正しいとは言わないけど、俺にはそう見えるんだよ。
解説: claim の基本は「自分の正しさや立場を主張する」。ここでは not claiming でそれを控えめにしつつ、自分の意見をやわらかく伝えています。that’s just how I see it は「そういうふうに見えるだけ」という自然な自己表現で、強すぎない主張を作る英語らしいバランスの一文です。
He claimed the last slice of pizza before anyone could blink.
日本語訳: 彼、みんなが気づく前に最後のピザ取っちゃったんだよ。
解説: claim の基本は「自分にその権利がある」と主張すること。この文では、その意味が転じて「先に取ることで自分のものにする」というカジュアルな使い方になっています。claim the last slice は「最後の一切れを“自分の権利として”確保する」という軽いユーモア表現。before anyone could blink(誰かが瞬きをする間もなく)は、素早さを強調する口語の決まり文句で、日常的な会話にも自然に使えます。
You could almost claim it was fate that brought them together.
日本語訳: 2人が出会ったのは、運命だったって言ってもいいくらいだね。
解説: claim it was fate は「〜だったと言ってもいい」。could almost で断言を避けつつロマンチックに響かせています。brought them together は「2人を結びつけた」。軽い詩的トーンで映画や恋愛の話題などにも自然に使える英語です。
They claim to care about the planet, but just look at how much plastic they use.
日本語訳: 環境を気にしてるって言うけど、このプラの量見てよ。
解説: claim to care about〜 は「〜を気にしていると主張する」。相手の言葉と行動のギャップを指摘するときに自然に使えます。but just look at〜 は「〜を見てよ」という会話的な切り返しで、リアルな皮肉トーンを出しています。
Can we claim that as a small victory for the team?
日本語訳: それってチームのちょっとした勝利って言っていいよね?
解説: claim that as〜 は「〜として認める・みなす」。ここではポジティブな場面で、自分たちの努力を軽く讃える自然な疑問表現になっています。a small victory は「ささやかな勝利」。会話にもスピーチにも使える前向きな英語です。
assert|臆せず明瞭に断固として意見を言う
assert|臆せず明瞭に断固として意見を言う
引用:「NHKラジオ英会話 2025年11月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
Ken asserted that the report was inaccurate.
ケンはその報告書が不正確だと主張しました。
I just want to assert that this wasn’t anyone’s fault.
日本語訳: これは誰のせいでもないってことだけは、はっきりさせておきたいんだ。
解説: この文では「assert=冷静に明確な立場を示す」という本来の意味が生きています。感情的に blame(責める)するのではなく、事実を整理して伝える姿勢がポイントです。just want to assert は「主張する」というより「誤解を防ぐために明言しておく」というやわらかい響きをもち、会議や説明の場でとても自然な言い方です。
He asserted his innocence despite all the rumors.
日本語訳: うわさがどうあれ、彼はずっと潔白を主張してたよ。
解説: assert のコアイメージ「理性的に断言する」が強く出た例です。assert one’s innocence は「潔白を明確に主張する」という決まり表現。despite all the rumors は「どんな噂にもかかわらず」で、周囲の声に流されず信念を貫く姿勢を自然に表します。ニュースでも日常会話でも使われる英語らしいフレーズです。
You have every right to assert your boundaries.
日本語訳: 自分の限界をはっきり示すのは当然の権利だよ。
解説: assert の「はっきり示す」は、感情的に押し返すのではなく「理性的に線を引く」ニュアンスです。assert your boundaries は心理的自己防衛を指す表現で、「無理せず自分を守る」という意味合いになります。have every right to〜 は「〜して当然」という強い肯定の言い方で、相手を励ますときにも自然です。
I admire how calmly he asserts himself in meetings.
日本語訳: 彼の会議で落ち着いて意見を通す感じがすごく好きだな。
解説: assert oneself は「堂々と自分の意見を伝える」という定番表現です。ここでは calmly(落ち着いて)を添えることで、assert の特徴である「冷静な強さ」が引き立っています。admire how〜 は「〜なところを尊敬する」という柔らかい賞賛の言い方で、相手の人間的魅力を自然に表現できます。
It’s rare for her to assert her opinion that strongly.
日本語訳: あんなに強く自分の意見を言うなんて、あの子には珍しいよ。
解説: assert one’s opinion は「自分の考えを明確に言う」。この文では that strongly(そこまで強く)という副詞で程度を表し、assert の「断固とした意見表明」を柔らかく描いています。It’s rare for〜 to〜 は「〜が〜するなんて珍しい」という口語的構文で、性格や場面の変化を自然に表現できます。
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