GRASP THE CONCEPT L154|主張を表す動詞 — insist, claim, assert|NoeLia Original Dialog

GC 25-26
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L154|主張を表す動詞 — insist, claim, assert|NoeLia Original Dialog

「NoeLia Original Dialog(会話集)」では、ラジオ英会話の学習テーマをもとにした例題と、そのフレーズを自然に取り入れた会話例を掲載しています。
本日はL154のテーマ「insist, claim, assert」。学習した内容が実際の会話でどう使われるのかを深く理解できるよう工夫されており、繰り返し練習することで、日常生活でも無理なく使える英語表現が身につきます。リスニングやディクテーション、スピーキングのトレーニングにも最適な素材ですので、学習の定着にぜひお役立てください!

フレーズ中心で練習したい方は別ページにまとめてあります!
本日は15フレーズ例文を作りました。できるだけ多様な使い方が学べるフレーズ集になっていますので、ぜひ会話例とともに練習して見てください!
👉 L154|NoeLia Extra Examples

insist|「強い意志」の主張する

Key Sentence

insist|「強い意志」の主張する
Let me get it. I insist.
私に払わせてください。お願いです。

引用:「NHKラジオ英会話 2025年11月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
NoeLia Extra Examples

You can insist all you want, but the answer’s still no.
日本語訳: いくら言い張ってもムダだよ。答えはノー。
解説: insist が「強く主張する」「譲らない」という本来の意味で使われています。insist all you want は「いくら主張してもいいけど」という口語表現で、相手のしつこさをやや呆れ気味にいなす自然な言い回しです。the answer’s still no は「結論は変わらない」という英語らしい締め方。日常の軽い対立にも使えます。

Conversation Examples

A: Come on, just one drink after work. You need to relax a bit.
B: You can insist all you want, but the answer’s still no. I’ve got an early meeting tomorrow.
A: Fine, fine. But don’t blame me when everyone’s talking about how much fun you missed.
B: I’ll survive. Besides, a hangover in that meeting would be way worse.

A: 仕事帰りに一杯だけ行こうよ。たまには息抜きしないと。
B: いくら誘ってくれても、答えはノーだよ。明日は朝早くから会議があるんだ。
A: はいはい。でもあとで「行けばよかった〜」って言っても知らないからね。みんな盛り上がるよ。
B:
平気だよ。それに二日酔いであの会議出るほうが地獄だし。

  • come on: ねえ/ちょっとさ(相手を促したり、軽く説得するときの定番フレーズ。”Hurry up” より柔らかく、友好的な圧をかけるニュアンス)
  • after work: 仕事のあとで(時間を表す前置詞句。日常会話では「会社帰りに」などの自然な流れで使われる)
  • relax a bit: 少しリラックスする(“a bit” は「ちょっとだけ」のやわらかいトーン。命令っぽさを和らげる働きがある)
  • early meeting: 朝早いミーティング(“early” は単に時間が早いだけでなく、「準備や集中が必要で気が抜けない」ニュアンスでもよく使われる)
  • fine, fine: はいはい/わかったよ(軽いあきらめや皮肉を込めたリアクション。”Okay” よりも少し感情的なトーンを出す)
  • don’t blame me when…: ~しても私のせいにしないでね(“blame” のコアイメージは「責任を負わせる」。冗談っぽく使うことで「警告+軽口」のバランスを取る)
  • how much fun you missed: どれだけ楽しかったか(“miss” は「逃す」や「参加し損ねる」という意味。ここでは「楽しさを味わえなかった」という比喩的表現)
  • I’ll survive: なんとかなるよ/大丈夫(“survive” の本来の意味は「生き延びる」。冗談っぽく「平気だよ」と軽く返すネイティブ定番表現)
  • besides: それに/だってさ(会話を続けるときに「追加理由」を示す自然な接続語。”and” よりも口語的で流れを柔らかくする)
  • a hangover: 二日酔い(もともとの意味は「ぶら下がって残るもの」。hang は「上から下にぶら下がる」、over は「上に/越えて」のイメージで、「飲みすぎの影響が翌日までぶら下がって残る」状態を表す。飲みすぎた翌日の頭痛やだるさを指すことから転じて「二日酔い」の意味になった。口語では “hungover”(形容詞)もよく使われる)
  • way worse: ずっとひどい(“way” はここで「とても/かなり」の強調副詞。カジュアルな若者表現で、“much worse” より自然に強調できる)

claim|「正しさ・権利」を主張する

claim|「正しさ・権利」を主張する
She claimed that she was being treated unfairly.
彼女は不公平に扱われていると主張しました。

引用:「NHKラジオ英会話 2025年11月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
NoeLia Extra Examples

I’m not claiming I’m right, but that’s just how I see it.
日本語訳: 正しいとは言わないけど、俺にはそう見えるんだよ。
解説: claim の基本は「自分の正しさや立場を主張する」。ここでは not claiming でそれを控えめにしつつ、自分の意見をやわらかく伝えています。that’s just how I see it は「そういうふうに見えるだけ」という自然な自己表現で、強すぎない主張を作る英語らしいバランスの一文です。

Conversation Examples

A: You’re defending him again? After everything that happened?
B: I’m not defending him, okay? I just… think it’s a bit more complicated than that.
A: Maybe, but come on—he really crossed the line this time. You can’t deny that.
B: I’m not claiming I’m right, but that’s just how I see it. People mess up. It doesn’t mean they can’t make it right.

A: また彼の味方するの?あんなことがあったのに?
B: かばってるわけじゃないって。ただ…もう少し事情が複雑なんじゃないかと思うの。
A: かもな、でもさ、今回は本当にやりすぎだろ。さすがに認めないと。
B: 私が正しいとは言わないけど、そう見えるの。誰だって失敗はするし、それで全部終わりってわけでもないでしょ。

  • defend (someone): (人を)かばう/擁護する(コアイメージは「攻撃から守る」。ここでは「非難されている相手を言葉で守る」という意味で、日常会話でもよく使われる)
  • after everything that happened: あんなことがあったのに/いろいろあった後で(“everything that happened” は「過去の出来事全部」を柔らかく指す表現で、重くなりすぎず感情を込められる)
  • I’m not defending him, okay?: かばってるわけじゃないって(“okay?” を語尾につけることで、「誤解しないでね」という軽い念押しのトーンになる。会話では重要な緩衝表現)
  • I just… think: ただ…そう思うの(「…」でためらいを表す言い方。感情や慎重さを自然に示せる。ネイティブは思考の間をこのように「I just…」で表すことが多い)
  • a bit more complicated than that: そんな単純な話じゃない(“complicated” は「複雑な」。“than that” を加えることで「君が言ってるほど単純じゃない」という対比を自然に作る)
  • come on: ちょっとさ/おいおい(相手を軽くたしなめたり説得したりするときの万能フレーズ。トーン次第で親しみ・いら立ちどちらにも使える)
  • crossed the line: 一線を越える/やりすぎる(もともとは「境界線を越える」意味で、比喩的に「許される範囲を超えた」という非難のニュアンスになる)
  • You can’t deny that.: それは認めざるを得ないでしょ(“deny” は「否定する」。この形で「反論できないでしょ?」という強めの口語表現になる)
  • People mess up.: 誰だって失敗する(“mess up” は「しくじる」「台無しにする」という口語動詞。ここでは「人は完璧じゃない」というニュアンス)
  • make it right: 埋め合わせをする/やり直す(“make” は「状態を作る」、”right” は「正しい状態」。つまり「正しい方向に戻す」という意味で、人間関係修復や謝罪シーンによく使われる)

assert|臆せず明瞭に断固として意見を言う

assert|臆せず明瞭に断固として意見を言う
Ken asserted that the report was inaccurate.
ケンはその報告書が不正確だと主張しました。

引用:「NHKラジオ英会話 2025年11月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
NoeLia Extra Examples

I just want to assert that this wasn’t anyone’s fault.
日本語訳: これは誰のせいでもないってことだけは、はっきりさせておきたいんだ。
解説: この文では「assert=冷静に明確な立場を示す」という本来の意味が生きています。感情的に blame(責める)するのではなく、事実を整理して伝える姿勢がポイントです。just want to assert は「主張する」というより「誤解を防ぐために明言しておく」というやわらかい響きをもち、会議や説明の場でとても自然な言い方です。

Conversation Examples

A: Honestly, I’m just… tired, you know? Every time something goes wrong, it’s like we’re the ones to blame.
B: Yeah, I get that. But the team’s under a lot of pressure right now. Maybe they’re just… venting a bit.
A: Maybe. It’s just—come on, we’ve been working late for weeks, and somehow we’re still the scapegoats?
B: Look, I just want to assert that this wasn’t anyone’s fault, okay? Things went south, yeah, but nobody meant for it to happen.

A: もう正直、疲れたよ…。何か問題が起きるたびに、いつも私たちが悪者みたいに言われてさ。
B: うん、気持ちはわかるよ。でもチーム全体が今かなりピリピリしてるんだ。ちょっと八つ当たりしてるだけかもしれない。
A: そうかもね。でもさ、何週間も残業して頑張ってきたのに、結局スケープゴート扱いっておかしくない?
B: ほら、これは誰のせいでもないって、そこだけはちゃんと言っておきたい。状況が悪くなっちゃったけど、誰もそんな結果を望んでたわけじゃないんだ。

  • I’m just… tired, you know?: もう…疲れたよ(“you know?” は共感を求める相づち表現。「わかるでしょ?」という柔らかい響き)
  • something goes wrong: 何かうまくいかない/問題が起きる(“go wrong” は「順調にいかなくなる」という比喩的表現。人間関係や機械トラブルなど幅広く使える)
  • it’s like ~: ~みたいな感じ(例えや印象をやわらかく伝えるカジュアルな構文。”It’s like we’re the ones to blame.”=「まるで私たちが悪いみたい」)
  • be to blame: 責められるべき/悪い立場にある(“blame” は「責める」という名詞・動詞両方で使える。be to blame は受け身的な表現で「責められる側」)
  • I get that.: わかるよ(“I understand.” よりも会話的で共感を表す軽い相づち)
  • under a lot of pressure: 強いプレッシャーを受けている(“under” は「〜の下にある」。つまり「圧力に押されている」イメージ)
  • venting: 愚痴を言う/鬱憤を晴らす(本来の意味は「空気口を通して空気や蒸気を逃がすこと」。そこから比喩的に「心にたまった感情を外に放出する」という意味で使われる。たとえば “vent your frustration” は「イライラを吐き出す」)
  • working late: 残業する/夜遅くまで働く(“late” を副詞として使う表現。職場会話で頻出)
  • somehow: どういうわけか(理由は説明できないが結果的にそうなった、という曖昧さを出す副詞)
  • scapegoat: スケープゴート/身代わりにされる人(旧約聖書由来の比喩。誰かに罪を押し付けるという意味合いで会話でもよく使われる)
  • Look,: ねえ/いい?(相手の注意を引くときの前置き。フォーマルにもカジュアルにも使える万能の会話ブリッジ)
  • Things went south: 状況が悪化した(“go south” はスラングで「悪い方向に行く」。地図上で南が下方向=下降するイメージから来ている)
  • nobody meant for it to happen: 誰もそんなつもりじゃなかった(“mean to do”=「~するつもりだった」。つまり「意図してなかった」というやわらかい言い訳や共感表現)

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