【毎週土曜更新】「Listening Challenge 週まとめ」で、“聞く・考える・答える”を楽しく復習!
ノエリアオリジナルのリスニング練習「Listening Challenge 週まとめ」を毎週土曜日に公開しています。ラジ英風に再アレンジしたAI音声で、「聞く・考える・答える」練習を気軽に楽しめます!
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本日のノエリアオリジナル「Listening Challenge」へジャンプ!
昨年度は英作文の出題が3問あったため、ノエリアオリジナル会話例を3本紹介していましたが、今年度は1問にギュッと凝縮!そのぶん、語彙・表現の工夫を詰め込んだ「Listening Challenge」のノエリアオリジナル版をお届けします!Let’s give it a try!
PRACTICAL USAGE(ノエリア オリジナル スクリプト)
下記はノエリアオリジナルの解答例です。
ラジオ英会話の『PRACTICAL USAGE』コーナーの状況を参考に、そのフレーズを自然に使ったオリジナル会話例も掲載しています!模範解答とは異なる表現を学びつつ、音声を使ってディクテーションや多聴多読に取り組むことで、英語をさらに身近に楽しく学びましょう。実際の会話で活用できる内容が盛り込まれているので、スピーキングの向上や復習にもぜひご活用ください!
問題:うちのマネジャーは、会議中はもっと人の話を聞くようにしてほしいって言っているんだ。でもそのあとで、もっと発言して自分の意見をはっきり主張するよう私に求めたんだよね。混乱するよ。どっちなの?
引用:「NHKラジオ英会話 2025年11月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
My manager claims that she wants us to listen to others more during meetings. But then she insisted I speak up more and assert my ideas. I’m confused. Which is it?
My manager insisted that we should listen to others more during meetings, yet she claimed I needed to assert myself and share my ideas more. It’s confusing—what does she really want?
日本語訳: うちのマネジャーは、会議中はもっと人の話を聞くべきだって強く言ったんだけど、そのあとで、今度は私に「もっと積極的に意見を出して自己主張するように」と言ってきたの。なんだか矛盾してて混乱するわ。結局、彼女はどうしたいのかしら?
解説: 模範解答は、状況を淡々と説明するトーンで、上司の発言内容を客観的に整理しています。書き言葉に近く、報告や記録として自然なスタイルです。一方ノエリアの回答は、より話し言葉に近く、相手に話しかけるような柔らかいトーンで構成されています。中盤のつなぎ方に自然な抑揚があり、最後に感情のこもったリアクションを加えることで、実際の会話らしさが強まっています。模範が「出来事を説明する表現」であるのに対し、ノエリア版は「気持ちを含めて話す表現」。どちらも自然ですが、使う場面によって印象が変わります。前者は報告的な文脈に、後者は同僚や友人との雑談により向いています。
My manager claims that she wants us to listen to others more during meetings. But then she insisted I speak up more and assert my ideas. I’m confused. Which is it?
- claims that: ~だと主張している(「claim」は、事実かどうかは別として、自分の考えを強く押し出すときに使う。上司や政治家など、立場のある人の発言にもよく使われる。)
- listen to others: 人の話を聞く(「listen」は意識して耳を傾ける意味。単なる「hear」よりも積極的で、集中して聞くニュアンスがある。)
- insisted: 強く求めた/主張した(「insist」は譲らずに言い張る動詞で、相手に強く働きかける印象を持つ。指示や忠告として使われることが多い。)
- speak up: はっきり話す(「up」には声を上げるイメージがあり、発言を促すときに自然な表現。)
- assert my ideas: 自分の考えを主張する(「assert」は堂々と意見を言うという意味で、ポジティブな自信を感じさせる。)
- Which is it?: どっちなの?(矛盾している状況に対して、少し呆れたように使うカジュアルな言い方。)
My manager insisted that we should listen to others more during meetings, yet she claimed I needed to assert myself and share my ideas more. It’s confusing—what does she really want?
- insisted that we should: ~すべきだと強く言った(“insist” に “should” を加えることで、直接的な命令を避けつつも、強い意図を示している。相手を立てながら指示を伝える自然な言い方。)
- yet: しかしながら(“but” よりもやわらかい逆接で、「矛盾していて戸惑う」感情を含ませられる。会話でよく使われるつなぎ。)
- claimed I needed to: ~が必要だと主張した(“claim” は事実として言い張るニュアンス。上司が一方的に述べているような印象を与える。)
- assert myself: 自分を出す/自己主張する(“assert” に “myself” を加えることで、単に意見を言うだけでなく、自分の存在や意志をしっかり示すニュアンスになる。)
- share my ideas: 自分の考えを共有する(“share” は「共有する」だけでなく、協調的に意見を出す印象がある。ビジネス会話でも柔らかい表現。)
- what does she really want?: 彼女はいったい何がしたいの?(困惑や皮肉を込めて、軽いトーンで本音を尋ねる自然なフレーズ。模範の「Which is it?」より穏やかで感情的。)
Listening Challenge|ノエリアオリジナル問題
ラジオ英会話の金曜恒例「リスニングチャレンジ」を、ノエリア版オリジナルダイアログでお届けします!音声を用意したので、本編と共に、ぜひチャレンジしてみてくださいね!
クリックすると問題が出ます。
Here’s the question.
Does Ethan think Mia’s manager gave consistent advice?
A. No, he thinks her message was all over the place.
B. Yes, he said it all sounded in sync.
C. No, he talked up her advice as clear enough.
Listen carefully.
Original Dialog|ノエリア会話スクリプト
金曜の夜、イーサンとミアが仕事帰りに軽く飲みに来ています。会話の流れは自然と、今日のミーティングとマネジャーの話題に…。
Ethan: You look exhausted, Mia. Rough day?
Mia: Kind of. We had another long talk about communication again.
Ethan: Oh yeah? What’s the topic this time—listening or speaking?
Mia: That’s the funny part. My manager insisted that we should listen to others more during meetings, yet she claimed I needed to assert myself and share my ideas more. It’s confusing—what does she really want?
Ethan: That sounds like mixed messages to me.
Mia: Exactly. I’m trying to figure out how to “listen more” and “talk more” at the same time.
Ethan: Maybe you should just nod while talking—that covers both.
Mia: Ha, if only it were that simple.
イーサン: ミア、なんか疲れてるね。大変な一日だった?
ミア: まあね。今日もまたコミュニケーションについて長々と話があってさ。
イーサン: あー、今度のテーマは何?「聞く」?それとも「話す」?
ミア: それが笑っちゃうのよ。マネジャーは「会議中はもっと人の話を聞くべき」って言ってたのに、そのあとで「もっと自己主張して意見を出せ」って言うの。矛盾してて混乱するわ。結局、何がしたいのかしら?
イーサン: それ、完全にメッセージがちぐはぐだね。
ミア: でしょ?「もっと聞け」と「もっと話せ」を同時にやる方法を探してるところ。
イーサン: うなずきながら話せば、両方できるんじゃない?
ミア: はは、それで済めば苦労しないよ。
- exhausted: へとへとに疲れた(“tired” より強い表現で、心身ともにクタクタな状態。フォーマルでもカジュアルでも使える万能語。)
- Rough day?: 大変な一日だった?(“rough” は「荒れた」「つらい」という意味で、仕事や日常のしんどい日をカジュアルに聞く言い方。)
- kind of: まあね/そんな感じ(直接言わずに少しぼかす言い回し。“sort of” と同じく、やわらかい同意や曖昧さを出す。)
- That’s the funny part: そこが面白いところなの(「皮肉な」「変な話だけど」という含みで、状況の矛盾を指摘する時によく使う。)
- mixed messages: 矛盾したメッセージ(直訳は「混ざったメッセージ」。上司や恋人などからの一貫性のない指示や態度を指す日常表現。)
- Exactly: ほんとそれ(完全な同意を表すフレーズ。“You’re right” よりカジュアルで会話的。)
- figure out: 理解する/解決方法を見つける(“figure” は「形を作る」イメージ。考えて答えを見つけるプロセスを含む。)
- at the same time: 同時に(時間的な意味だけでなく、「両立して」という比喩的な使い方も多い。)
- nod: うなずく(「首を縦に動かす」。同意や理解のサインを表すシンプルだが頻出の動作動詞。)
- if only it were that simple: そんなに簡単ならいいんだけど(“if only” は「~だったらいいのに」と現実と違うことを願う表現。ため息交じりの軽い諦めにも使える。)
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Answer & 解説|ノエリアオリジナル問題の答え
Here’s the question.
Does Ethan think Mia’s manager gave consistent advice?
A. No, he thinks her message was all over the place.
B. Yes, he said it all sounded in sync.
C. No, he talked up her advice as clear enough.
クリックすると答えが出ます。
A. No, he thinks her message was all over the place.
A. No, he thinks her message was all over the place.(いいえ、彼はそのメッセージが支離滅裂だと思っています)
Ethan は会話の中で “That sounds like mixed messages to me.” と言っています。mixed messages は「一貫性のないメッセージ」「矛盾した指示」を意味し、マネジャーの発言が矛盾していると感じていることを示します。all over the place は「まとまりがない」「支離滅裂な」という口語表現で、この内容を自然に言い換えたものです。したがってこの選択肢が正解です。
B. Yes, he said it all sounded in sync.(はい、彼は全体が調和して聞こえたと言いました)
in sync は「一致している」「調和している」という意味で、ここでは “mixed messages” の反対の概念として使われています。しかし Ethan は会話の中で明らかにメッセージが矛盾していると述べているため、この選択肢は内容が逆になっています。会話内容とは一致しないため不正解です。
C. No, he talked up her advice as clear enough.(いいえ、彼はそのアドバイスを一応筋が通っているように持ち上げました)
talk up は「〜をよく言う」「持ち上げる」という意味の句動詞です。Ethan はミアのマネジャーを擁護していないため、この内容は会話と関係がなく不正解です。
キーワードの正確な聞き取り
- mixed messages: 「矛盾したメッセージ」。Ethan が答えの判断を決める決定的なフレーズ。
- the funny part: 「おかしなところ」「皮肉な話」。ミアが混乱の原因を示す部分。
- assert myself: 「自己主張する」。マネジャーの指示内容の一方を表す重要語。
- listen to others more: 「もっと人の話を聞く」。もう一方の指示で、二つの対立を生む。
- all over the place: 「支離滅裂」。聞き取れれば正解の選択肢につながる言い換え語。
会話のテーマを理解すること
この会話は、ミアが職場でのマネジャーの矛盾した指示に戸惑い、イーサンがそれを皮肉混じりに受け止めるシーンです。マネジャーが「もっと聞け」「もっと話せ」と両立しにくいアドバイスをしたことで混乱が生じています。Ethan の “That sounds like mixed messages to me.” が全体のテーマを象徴しており、矛盾するコミュニケーションへの共感とユーモアが会話の核になっています。

