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一緒にラジオ英会話を楽しみながら、英語学習頑張りましょう〜🐈⬛🐈⬛
GRAMMAR AND VOCABULARY(ノエリア オリジナル スクリプト)
下記では、本日の「Grammar and Vocabulary」の学習テーマに基づいた例題とその会話例を掲載しています。
学習内容が実際の会話でどのように活用できるかを具体的にイメージできるよう工夫されており、繰り返し練習することで日常生活でも無理なく使える英語表現を身につけることができます。
また、この素材はリスニングやディクテーション、スピーキングのトレーニングにも最適です。ぜひ学習の定着に役立ててください!
NoeLia Extra Examples|感情を表す動詞から派生した形容詞
I hope you’re not disappointed.
引用:「NHKラジオ英会話 2025年11月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
あなたががっかりしていないことを私は願っています。
It was surprising how calmly she handled the whole mess.
日本語訳: あのゴタゴタを彼女がすごく落ち着いて対処したのには、驚いたよ。
解説: surprising は出来事や状況が「その人に驚きの感情を起こさせる側」であることを示していて、学習テーマの -ing 形容詞の使い方がそのまま表れています。how calmly she handled the whole mess は「彼女がどれほど冷静に対処したか」という内容説明で、mess は「混乱・ややこしい事態」という意味で柔らかい口語です。
A: When she emailed the final report just now, did you see how neatly everything was tied together?
B: I did. And considering how many departments were involved, it’s kind of a miracle she got everyone aligned.
A: Yeah… I mean, thinking about the chaos we were in just a few days ago, it still feels unreal. It was surprising how calmly she handled the whole mess.
B: Right? And the crazy part is she never even raised her voice. I’d have lost it way before lunchtime.
A: 今さっき最終レポート送ってくれたじゃない?あれ、全部きれいにまとまっててさ、ちょっと驚いたよ。
B: うん。あれだけ部署またいでたのに、全員まとめちゃうって、普通にすごいよな。
A: ね…数日前のあのバタバタ思い出すと、ほんと現実味ないわ。あのゴタゴタを彼女がすごく落ち着いて対処したのには、驚いたよ。
B: だよな。しかも一回も声荒げてないんだぜ?俺なら昼前にキレてるわ。
- email (動詞): メールを送る(名詞ではなく「動詞 email」を自然に使えることが中級への大きなステップ)
- tie together: まとめ上げる(複数の情報・意見・作業を「一つに整理する」という比喩的表現)
- considering…: …を考えると(「逆境・条件」を踏まえた判断に使う便利な接続副詞)
- involved (in): 関わっている(人・部署・チームなどが「参加している」という意味で頻出)
- get aligned: 足並みをそろえる(元の意味は align=「線(line)に沿わせる/一直線に並べる」。そこから比喩的に「方向性をそろえる」「同じ目的で動く」という意味に広がり、ビジネスでも日常でも自然に使われる)
- Yeah… I mean,: えっと、その…(考えをまとめながら話し始める時のネイティブ感あるクッション)
- think about…: …について考える(基本動詞だが会話では「思い返す」「振り返る」の軽いニュアンスにもなる)
- chaos: 大混乱(会話で「カオス」と軽く使うほど浸透している日常語)
- feels unreal: 現実味がない(出来事が大きすぎて実感がない時によく使う)
- Right?: だろ?(相手の同意を軽く取るカジュアル相槌)
- the crazy part is…: すごいのは…(驚きポイントを導くネイティブらしい言い回し)
- raise your voice: 声を荒げる(「怒鳴る」より広い“トーンが上がること”全般を指す)
- lose it: キレる/冷静さを失う(感情的に爆発することをカジュアルに言う)
- way before…: …よりずっと前に(“way” が「めちゃくちゃ」の強調として機能)
- lunchtime: 昼前後の時間(高校で習う名詞だが、ネイティブは「だいたいの時間帯」として幅広く使う)
I left early — the atmosphere was getting a bit overwhelming.
日本語訳: ちょっと空気が重くなってきたから、早めに帰ったんだ。
解説: この文では overwhelming が「場の空気そのものが人にしんどさを生み出す側」として使われていて、まさに“感情を引き起こす -ing 形容詞”の役割をしています。atmosphere は「雰囲気・空気感」を意味し、getting a bit overwhelming は「だんだん圧が強まってくる」という自然な口語表現です。
A: After you left the café, things actually got a bit awkward. The discussion turned into a subtle blame game between Tom and Haru.
B: I had a feeling something like that might happen. The tension was already creeping in.
A: Yeah, you could almost see it forming, like a storm cloud hanging over the table.
B: I left early — the atmosphere was getting a bit overwhelming. And honestly, I just didn’t want to get dragged into the whole thing.
A: 君がカフェ出たあとさ、ちょっと気まずくなったんだよね。トムとハルの話が、なんか責任の押し付け合いみたいな空気になってさ。
B: そうなる気はしてたよ。あの場、すでに少しピリピリし始めてたし。
A: うん、なんか嵐の前の空気っていうか、テーブルの上に重たい雲がかかってる感じだった。
B: ちょっと空気が重くなってきたから、早めに帰ったんだ。 あれ以上巻き込まれたくなかったし。
- get awkward: 気まずくなる(awkward は「不器用」よりも「場の空気がギクシャクする」の意味で日常会話に超頻出)
- turn into: 〜に変わる(物理的変化にも比喩にも使える万能動詞フレーズ)
- blame game: 責任の押し付け合い(カジュアルな比喩。game は「駆け引き」「やり合い」の意味)
- have a feeling (that…): 〜な気がしていた(直訳より「予感してた」の自然な口語)
- creep in: 忍び寄る/じわじわ入り込む(creep の元の意味は「ゆっくり静かに這うように動く」。そこから「気づかれないうちに入り込む」「じわっと広がる」イメージに拡張し、ここでは“緊張感が場にしみ出してくる”という比喩になっている)
- you could almost see it: 見えるくらいだった(実際には見えないものを“見えるほど”と表す自然な誇張)
- storm cloud: 嵐の雲(比喩として「不穏な空気」「緊張の兆し」を表す)
- hang over: のしかかる/覆いかぶさる(直訳は「〜の上にぶら下がる」。そこから“上から重たく覆うように存在する”という比喩に広がり、状況の重さ・不穏さ・プレッシャーを表すときに自然に使われる)
- get dragged into: 巻き込まれる(drag=引きずる → “望まない方向に連れていかれる”という比喩的拡張)
NoeLia Extra Examples|説明ルール
Because I turned down your offer to go into business with you.
引用:「NHKラジオ英会話 2025年11月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
なぜなら、あなたとビジネスを始めるというあなたの誘いを私が断ったからです。
Though she brushed off their request to join the weekend cleanup.
日本語訳: 週末の清掃に参加してっていう向こうのお願い、彼女サラッと流してたけどさ。
解説: この文では their request to join〜 が「request(お願い)」の内容を後ろから説明する形になっていて、まさに“説明は後ろに置く”という今課のテーマそのものです。brushed off は「軽くあしらう・真剣に受け取らない」を表す句動詞で、会話でよく使われる自然な表現です。weekend cleanup は「週末の清掃活動」くらいの軽い意味で、日常の描写としても自然です。
A: Kana is ridiculously good at slipping out of things.
B: Yeah, totally. You saw it today, right? Though she brushed off their request to join the weekend cleanup. She didn’t even think about it for a second.
A: Exactly. And when she realized I couldn’t get out of it, she just nodded like, “well, good luck with that.”
B: Yeah, that’s her. The second something looks like actual work, she’s suddenly busy with something else.
A: カナってほんと、そういうの上手く逃げるよね。
B: だよね。今日も見てたでしょ? あの子、週末の清掃お願いされたのサラッと流してたじゃん。 一瞬で断ってたよ。
A: うん。で、私が逃げられないって分かった途端、“まあ頑張って”みたいな顔してたし。
B: あの子らしいよ。ちょっとでも手間かかりそうなことだと、急に別の用事あるって言い出すんだよね。
- ridiculously: ありえないほど/めちゃくちゃ(本来は「ばかげているほど」。口語では“強調のvery”として頻繁に使われる)
- slip out of (things): (やるべきことを)うまく避ける・逃げる(slip=「滑る」が語源で、“スルッと抜ける”イメージから比喩的に「責任・義務から逃げる」)
- that tracks: それ分かる/そういうことか(track の元の意味は「足跡・通り道・軌跡」。そこから「筋が通る」「説明として辻褄が合う」という比喩的な意味へ広がり、口語では“なるほどね”に近い軽い相づちとして使われる)
- You saw it, right?: 見てたよね?(right? は“確認の相づち”の柔らかい付加疑問として必須表現)
- for a second: ほんの一瞬(“短い時間”を軽く表す時に便利な口語)
- get out of (something): 〜を避ける/逃れる(直訳は「〜の中から出る」。そこから「義務・面倒・責任といった“入りたくない状況”から抜け出す」という比喩的な意味になり、日常会話で非常によく使われる)
- nod: うなずく(基本動作だが、会話描写に欠かせない動詞)
- the second 〜: 〜した瞬間(“when” より会話的で強い即時性を出す便利表現)
- busy with something: 〜で忙しい(学校・日常会話で必須の基本フレーズ)
Now that I picked up your idea to try a morning walk.
日本語訳: で、朝散歩してみるっていう君のアイデア、ちょっと始めてみたよ。
解説: この文では your idea to try〜 が「idea(アイデア)」の具体的な中身を後ろに置いて説明していて、英語特有の“名詞を後ろから詳しくする”語順がそのまま生きています。picked up は「採用する・取り入れる」という口語の句動詞で、提案やアイデアに対して自然に使える柔らかいニュアンスです。morning walk は「朝の散歩」という日常的で素朴な表現で、Now that の“状況が変わったからこそ”という前置きとも相性が良いです。
A: You know how I’ve been complaining about feeling sluggish in the mornings? Well… now that I picked up your idea to try a morning walk.
B: Wait, seriously? You actually tried it? I thought you were just nodding along yesterday.
A: Yeah, I went out before breakfast. It wasn’t long, but it felt surprisingly good.
B: See? I told you. Your body just needed something simple to reset in the morning.
A: 最近ずっと、朝ダルいって文句言ってたじゃん?でさ… 朝散歩してみようっていう君のアイデア、ちょっと始めてみたよ。
B: え、ほんとに?昨日は聞き流してるのかと思ったのに。
A: いや、朝ごはんの前にちょっと歩いてみた。短かったけど、意外とよかったんだよね。
B: でしょ?朝ってちょっと動くだけでリセットされるんだよ。
- complain about: 〜について文句を言う(complain は「不満を口にする」がコアイメージ。日常会話で頻出)
- sluggish: 動きが重い/だるい(語源は slug=「ナメクジ」。ナメクジのように“ゆっくり・のろのろ・重たく動く”イメージから、「身体や気分が重くてキビキビ動けない」という意味の口語として定着した)
- nod along: うなずいて聞き流す(along が「合わせて」「形だけ」のニュアンスを加える)
- surprisingly: 意外と/思ったより(感情のズレや気づきに使う副詞)
- See?: ほらね(相手の実感に寄り添うときに使う軽い確認フレーズ)
- reset (your body): 身体をリセットする(本来は「初期化する」。そこから“調子を整える”比喩として一般化)

