【毎週土曜更新】「Listening Challenge 週まとめ」で、“聞く・考える・答える”を楽しく復習!
ノエリアオリジナルのリスニング練習「Listening Challenge 週まとめ」を毎週土曜日に公開しています。ラジ英風に再アレンジしたAI音声で、「聞く・考える・答える」練習を気軽に楽しめます!
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本日のノエリアオリジナル「Listening Challenge」へジャンプ!
昨年度は英作文の出題が3問あったため、ノエリアオリジナル会話例を3本紹介していましたが、今年度は1問にギュッと凝縮!そのぶん、語彙・表現の工夫を詰め込んだ「Listening Challenge」のノエリアオリジナル版をお届けします!Let’s give it a try!
PRACTICAL USAGE(ノエリア オリジナル スクリプト)
下記はノエリアオリジナルの解答例です。
ラジオ英会話の『PRACTICAL USAGE』コーナーの状況を参考に、そのフレーズを自然に使ったオリジナル会話例も掲載しています!模範解答とは異なる表現を学びつつ、音声を使ってディクテーションや多聴多読に取り組むことで、英語をさらに身近に楽しく学びましょう。実際の会話で活用できる内容が盛り込まれているので、スピーキングの向上や復習にもぜひご活用ください!
問題:ゲートに着いたら、管備の人に私の同行者だと伝えてください。私から通していいと伝えておきます。もし入れてもらえなかったら知らせてください。迎えに行きます。
引用:「NHKラジオ英会話 2025年11月号」 – 講師:大西泰斗(東洋学園大学教授) – (NHK出版:2025年)
When you get to the gate, tell security you’re with me. I’ll let them know it’s OK to let you through. If they don’t let you enter, let me know. I’ll come down.
When you get to the gate, just let the staff know you’re meeting me. I’ll let them know ahead of time so they can let you through. If they still won’t let you in, let me know and I’ll come get you.
日本語訳: ゲートに着いたら、私と会うことを係の人に伝えてね。事前に伝えておくから、通してくれるはずだよ。もしそれでも入れてもらえなかったら、連絡して。迎えに行くから。
解説: 模範解答は、状況を淡々と案内するような落ち着いた伝え方で、手続きの流れを順番にそのまま説明する印象があります。一方、ノエリア版は相手に寄り添う語感が少し加わり、気軽さや事前フォローの空気が自然に漂います。どちらも同じ場面で使えますが、模範解答は「段取りを説明する」語感、ノエリア版は「気遣いを混ぜて案内する」語感で、相手に安心感を持たせたいときはノエリア版のほうがしっくりきます。
When you get to the gate, tell security you’re with me. I’ll let them know it’s OK to let you through. If they don’t let you enter, let me know. I’ll come down.
- get to: ~に着く(場所への到達を表す基本動詞の使い方)
- tell security: 警備の人に伝える(security が集合的に係員を指す自然な表現)
- you’re with me: 私の同行者であると伝える(with が「一緒にいる」関係性を示す)
- I’ll let them know: 伝えておく(let + 人 + know の典型パターン)
- it’s OK to let you through: 通してかまわない旨を伝える(let ~ through で通過許可)
- don’t let you enter: 入れてくれない(enter が場所を直接目的語に取る使い方)
- let me know: 知らせて(シンプルな依頼表現)
- come down: 下まで行く(上下移動に使われる日常的な表現)
When you get to the gate, just let the staff know you’re meeting me. I’ll let them know ahead of time so they can let you through. If they still won’t let you in, let me know and I’ll come get you.
- just: ただ〜してね、の柔らかい補助語(相手の心理的負担を軽くするニュアンス。模範解答よりややカジュアル。)
- let the staff know: 職員に伝える(staff は現場担当者を自然に指し、security より一般的。状況が空港・施設など幅広く想定できる。)
- you’re meeting me: 私と会う予定だと(同行を説明する際のより会話的な言い方。模範よりやや柔らかい。)
- ahead of time: 事前に(「前もって準備しておく」というニュアンスが加わり、気遣い感が出る。)
- so they can let you through: 結果として通してもらえるように(can による可能性の柔らかい表現で、模範より優しい語感。)
- still won’t let you in: それでも入れてくれない場合(won’t が「拒む」ニュアンスを含み、実際の会話でよく使われる自然な言い回し。)
- come get you: 迎えに行く(come と get の組み合わせで非常に口語的。「取りに来る・迎えに来る」という日常的な動き。)
Listening Challenge|ノエリアオリジナル問題
ラジオ英会話の金曜恒例「リスニングチャレンジ」を、ノエリア版オリジナルダイアログでお届けします!音声を用意したので、本編と共に、ぜひチャレンジしてみてくださいね!
クリックすると問題が出ます。
Here’s the question.
What is Chloe uneasy about?
A. Ethan being upset with the staff.
B. The lobby seeming unusually calm and orderly.
C. Being held up again at the entrance.
Listen carefully.
Original Dialog|ノエリア会話スクリプト
イベント直前の忙しい時間帯、イーサンは本社ビルの上階で準備中。そこへ外部パートナーのクロエが到着しつつあり、入館手続きがスムーズにいくように二人で連絡を取り合っているところのようですね。
Chloe: Just got off the subway. Heading toward your building now—wow, it’s… bigger than I pictured.
Ethan: Yeah, people say that. Security’s in full “event mode” today, so don’t let the vibe throw you.
Chloe: I’ll keep that in mind. Last time I visited a place like this, the lobby held me hostage for ages.
Ethan: Oh, right. Got it. When you get to the gate, just let the staff know you’re meeting me. I’ll let them know ahead of time so they can let you through. If they still won’t let you in, let me know and I’ll come get you.
Chloe: Thanks. That takes the edge off.
Ethan: Once you’re up here, I’ll grab you a coffee before we start. Quick reset.
Chloe: Sounds good. I’m almost there. Talk soon.
クロエ: 地下鉄降りたよ。そっちのビルに向かってるけど…想像よりデカいね。
イーサン: そう言われること多いよ。今日はイベント日だから警備もピリッとしてるけど気にしないで。
クロエ: わかった。前に似たようなところ行ったとき、ロビーでずっと足止め食らったからさ。
イーサン: ああ、そうなんだ。了解。ゲートに着いたら、僕に会うことになってるってスタッフに言ってね。事前に話を通しておくから通してもらえるはず。それでも入れなかったら連絡して。迎えに行くから。
クロエ: ありがとう。だいぶ気が楽になった。
イーサン: 上まで来たら、始まる前にコーヒーでも飲もう。軽くひと息つこう。
クロエ: 了解。もうすぐ着くよ、また後で。
- head toward ~: 〜に向かう(”head” は「向かう」という動詞として日常的に使われる。身体の向き=行動の方向づけというイメージ)
- bigger than I pictured: 想像より大きい(”picture” を「心に描く」という意味の動詞として使うネイティブらしい表現)
- people say that: よくそう言われる(“みんな言うよ”という会話のつなぎにとても自然)
- security: 警備(集合的に“警備体制・警備員”を指す便利語)
- in full ~ mode: 〜モード全開(“作業モード・警備モード”など、比喩的に状態をカジュアルに表すフレーム)
- don’t let the vibe throw you: 雰囲気にのまれないで(直訳は「その雰囲気に自分を投げ飛ばされないようにして」。“throw” は「投げる」から転じて「うろたえさせる/動揺させる」という比喩的用法)
- keep that in mind: 覚えておく/気に留める(アドバイスを軽く受け止めるときの自然な反応)
- held me hostage: 足止めされた(”hostage” は「人質」だが、比喩で「どうにも動けない状態」を誇張して表現するネイティブ定番の言い回し)
- take the edge off: 気持ちが楽になる(”edge” は「張りつめた感じ」。そこをやわらげるという比喩)
- quick reset: ちょっと気分をリセット(“リセット”を軽い精神的リフレッシュの意味で使う現代的フレーズ)
- almost there: もうすぐ着く(移動中の定番フレーズ)
- Talk soon.: ではまた後ほど(軽い締め方でチャット・テキスト文化で超頻出)
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Answer & 解説|ノエリアオリジナル問題の答え
Here’s the question.
What is Chloe uneasy about?
A. Ethan being upset with the staff.
B. The lobby seeming unusually calm and orderly.
C. Being held up again at the entrance.
Let’s listen.
クリックすると答えが出ます。
C. Being held up again at the entrance.
A. Ethan being upset with the staff.(イーサンがスタッフに腹を立てていること)
会話の中で Ethan は staff に怒っている様子を全く見せていません。むしろ Chloe に対して “don’t let the vibe throw you(雰囲気にのまれないで)” と気遣っており、staff と衝突した描写はありません。upset(動揺した・怒った)は日常会話でよく使われる形容詞ですが、ここでは根拠となる場面が存在しません。そのため、この選択肢は不正解です。
B. The lobby seeming unusually calm and orderly.(ロビーが不自然に落ち着いて整然としていること)
calm(落ち着いた)や orderly(整然とした)はロビーの状態を説明する語として自然ですが、会話中で Chloe が懸念したのは “held me hostage for ages(ずっと足止めされた)” という真逆の状況です。つまり、クロエが不安に思う理由にはなりません。lobby の内容は対極のため、この選択肢は不正解です。
C. Being held up again at the entrance.(入口でまた足止めされること)
Chloe は Last time I visited a place like this, the lobby held me hostage for ages. と言っており、「前に同じような場所へ行ったとき、ロビーで長時間待たされた」経験を不安要素として語っています。held up は「足止めされる、引きとめられる」という意味の句動詞で、この内容が Chloe の“uneasy(不安)”の理由に該当します。そのため、この選択肢が正解です。
キーワードの正確な聞き取り
- held me hostage:クロエが以前ロビーで長時間拘束されるような状態になったことを強調しており、今回の不安の核心となる表現。
- the vibe throw you:警備体制のピリついた雰囲気についての注意であり、クロエの不安理由とは関係しない引っ掛け要素。
- ahead of time:イーサンが事前にスタッフへ伝えておくという流れで、クロエの不安に対処するための動き。
- won’t let you in:もし入れてもらえなかった場合、というクロエの懸念に直接つながる表現。
会話のテーマを理解すること
この会話のテーマは、イベント当日の厳しい警備体制の中で、外部パートナーの Chloe がスムーズに入館できるよう Ethan がサポートしている点にあります。Chloe は過去の経験から「入口で足止めされるのでは」と不安を抱いており、Ethan はその不安を事前連絡で解消しようとしています。クロエの不安の根拠を押さえることで、正しい選択肢へ自然にたどり着くことができます。

